とりとめがない



カテゴリ:book( 6 )


歌おうデイジーデイジー

SF作家のアーサー・C・クラーク氏が亡くなったそうです。

「2001年宇宙の旅」や「幼年期の終わり」などの著書を生み出し、
「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」の名言を残した人物。
この人抜きに現在のSFはありませんでした。
さらに文学にとどまらず、リアルでの科学技術の発展にも様々な貢献をしたとか。

ご冥福をお祈りします。

これで大御所御三家のクラーク、アシモフ、ハインラインの三人ともが召された事になりましたね。。
そういや最近SF読んでないな。
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by kenzy87 | 2008-03-20 23:45 | book | Comments(0)

ホームレス中学生

麒麟・田村が書いた本です。
めさめさ売れてるらしいですね。
彼が語る貧乏生活の話はいつもおもしろかったので読んでみました。

冒頭、ある日突然住む家が無くなって、金も無く、親と兄姉とも離れ離れになって、、
壮絶・・・
でもホームレス生活の話は全体の一部分で、それも含めた自伝っぽい内容でした。

ウンコの神様のエピソードには爆笑。
10キロ女では笑えるやら泣けるやら。
現代は荒んでいるとか世間は冷たいとか、マスゴミはそんな情報ばかり垂れ流すけれども。
田村の周りに現れる人々は温かいです。

筆者が物書きではないので、けしてうまい文章ではなく
当事の出来事を素直に淡々と書き綴っているんですが、
それがかえって読みやすく、好印象でした。

それはそうと麒麟はいつもコンビ仲良くてほほえましいです。
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by kenzy87 | 2007-11-06 03:29 | book | Comments(0)

「ミミズクと夜の王」 紅玉 いづき

電撃小説大賞を取った本らしいです。「図書館戦争」の有川浩さんがオビに推薦文を書いていました。
電撃文庫ということで一応はライトノベルに分類されるんですが、これはライトノベルというよりは寓話、おとぎ話ですね。
幻想的な表紙といい、挿絵が無い事といい、編集は本当にいい仕事をしました。

この小説をネットでちょっと検索すると「泣いた」って感想文がボロボロ出てくるんですが、自分も例に漏れず目から烏龍茶が・・・。
いや、面白かったです。優しくて真っ直ぐで綺麗なお話でした。

~あらすじ~
死にたがりの少女はなんとか魔物の森にたどり着きました。
少女:「イート ミー」
魔王:「人間はちょっと^^;」


導入部でガッチリ物語に引き込まれて、後はもうグイグイ読めました。
ちょっと読むとなんとなく先の展開が読めてきちゃうんですけどね。
しかも悪い方の予感が、先に進むほどモヤモヤと。。
ミミズクが「しあわせ」になっていくにつれ、次の瞬間にはすべてが崩壊しそうで、ページを捲るのが怖かった・・

ジブリも下手に壮大な物語を原作に選ぶより、こういうわかりやすいのを映画にすればいいのに。
あと、暗い部分を読んでいるときにブランキーの「悪いひとたち」を思い出しました。

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by kenzy87 | 2007-04-22 17:29 | book | Comments(0)

書を捨て、街に出よう。何しにって そりゃ本を買いに。

わりと長いこと更新をさぼっていたので、書く事がたまってしまいました。
とりあえず最近読んだ本。

◆六番目の小夜子  恩田陸
その高校では3年に一度「サヨコ」に選ばれる生徒が一人いて、
選ばれたその生徒は自分が「サヨコ」である事を他の誰にも悟られずに「あること」をしなければならない・・・
というゲーム仕立ての学園もの。あるいは怖くないホラー。
これ面白かった!
本番のシーンはハラハラしました。それだけに唐突な終わり方は少々肩透かしだったかも。
最後らへんの展開は好みが分かれるかもしれませんが自分は気に入りました。
こないだ映画になった「夜のピクニック」を書いた人なんですね。読んでみようかな。

◆図書館戦争  有川 浩
行き過ぎた行政規制と、それに反発する図書館の抗争の話。
レイブラッドベリの「華氏451度」みたいのを期待して読んだんですが、
蓋を開けてみたらTVドラマ風のライトノベルでした。か、軽い!
サクっと読めました。
このぶっ飛んだ設定、ドラマ化したらさぞ面白そう。
こういう設定の話にありがちな地下組織的な暗さが全く無く、真っ直ぐな主人公に明るい組織。
銃で武装してはいるものの、人死にタブーのさながら戦争ごっこ?みたいな。PTAも安心。
普段あんまり本読まない人にお勧めしたいかも。
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by kenzy87 | 2007-02-24 19:44 | book | Comments(2)

ロバート・シェクリィ追悼特集

なんとなしにSFマガジンの今月号を手にとってみたら「ロバート・シェクリィ追悼特集」をやっていました。
、、、亡くなっていたのですね。享年77歳だそうです。

今までこのブログで書いたことは一度もなかったけれど、大ファンでした。
ロバート・シェクリィ氏はおもに短編を多く書いていたSF作家さんで、
そのユーモアセンス、SFの枠にとらわれない発想の素晴らしさから、質の高い物語の数々を生み出してくれました。
亡くなったと言われても、現状新刊が全然でない上に既刊の文庫本もすべて絶版になってしまっているのでなんだか実感がわきません。

亡くなる直前まで最前線で執筆活動を続けていたはずなのに、新刊が出ないのは日本でのSFそのものの人気の無さ何故なんでしょうか。
追悼でもなんでもいいから出版を切に望みます。

先日、3冊目の「人間の手がまだ触れない」をアマゾンで買い求めたのですが、文庫版ではなく銀背でした。
銀背ってのは早川書房が昔(40年位前)出していたSFのシリーズで、ハードカバーと文庫の中間のやつです。縦長の。
SF人気の衰退と共に消えてしまったそれからは、時代を感じ取ることが出来てなんだか感慨深くさせられます。

思いがけずマニアックなブツを入手したものだと喜んだのも束の間、小さい「つ」が使われていないので読み難いつたらありゃしないです。
でも改めて再読すると、やっぱり「悪魔たち」「王様のご用命」はやっぱり何度読んでもおもしろいし、「体形」「静かなる水のほとり」は何度読んでも泣けます。

ちなみになんで3冊も同じ本を買うかというと、すぐ人に貸したりして無くしちゃうからです。
心当たりがある人は返してください。

ロバート・シェクリィ氏のご冥福をお祈りいたします。
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by kenzy87 | 2006-10-17 15:13 | book | Comments(0)

パイの物語

著:ヤン・マーテル

たまにはブックレビューでも。
パイの物語-この物語は、簡単に言うとパイという名前の少年の漂流記です。

パイは動物園業を営むとある一家の末っ子。
生まれた時から動物に囲まれて育ったパイにとって動物は家族のようなもの。
ある時、インドからカナダへ移住する事になったパイ一家ですが、
乗っていた船が炊いた肉よろしく、途中で沈没してしまう。
命からがら救助ボートに乗り合わせたのはパイの他には、トラ、シマウマ、ハイエナ、オランウータン。
さあ、動物達、僕に力を貸しておくれ!みんなで力を合わせて生き延びるんだ!




なーんて、そんなディズニーアニメみたいな展開にはなりません!(最後以外は大体本当)
そこに描かれる動物達の描写はひたすらリアル。
繰り広げられるのは只、生きるか死ぬかギリギリの生存競争。

だってトラにハイエナですよ!
いくら動物園育ちとはいえ、相手は飢えたどう猛な肉食獣。
草食のシマウマなんぞ生き延びられるわけもなく真っ先に食われちゃうし。

この過酷な状況下でパイ少年はどうやって生き延びるのか・・・?
相当ありえない状況なのに、その語り口調や細かい描写には不思議な説得力があります。
「結局のところ、これはフィクションなの?」と疑ってしまうほど。

この物語は3部構成になっていて、1部ではパイのインドでの生活、2部では長く凄惨な漂流生活、
そして3部では、この物語を書く為に行ったパイのインタンビューの様子が書かれるんですが、この3部がまた凄い・・・

それはフィクションとノンフィクションの狭間で語られるもう一つの物語。

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by kenzy87 | 2006-09-05 00:25 | book | Comments(0)


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