ウエス・アンダーソン監督の新作映画を見てきました。
バラバラになってしまった3人の兄弟が、家族の絆を取り戻すためにインド旅行をする映画。
狭い乗り物の中での物語は「ライフ・アクアティック」、バラバラになった心の絆を取り戻すというテーマは「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」と共通してますね。
主人公の3人は皆どこか性格に問題あって、大人になりきれてなくて、
傍から見たらどーでもいいような事でケンカしたり、変な行動に出たりします。面白いです。
それほど大きな事件も無く、グダグダゆる~い流れで物語は進んでいくんですが、
どの場面を取っても絵と音楽がステキすぎる!
特にオープニングのかっこよさはレザボアドックスとタメを張るんじゃないかと思った。
インドの埃っぽい空気とそこを走る列車。旅をする3人のダメな大人・・・
この盛り上がらなさは好き嫌い分かれそうだけども、自分はとても好きでした。